EVって本当にエコなのか
欧州ではガソリン車規制により、2030年でガソリン車の新車販売を終了する予定だそうです
ただ、ハイブリッドカーは規制対象外という事で、ガソリンの利用自体は残り、いわゆるエコカーへシフトする段階までを掲げています
ところが、ホンダは2040年までにハイブリッドを含め、ガソリン使用車を全て廃止するらしいです
ホンダの肝いりのEV『e』ですが、上位モデルで495万円もする、高級家電です

そんなにEV化を急いでどうするんでしょう?
しかもこの高級な家電のような?玩具のような?出で立ち
コックピットもコンピューターを操るようなものになってます

今の若い子たちは500万円近いこの車を見て、ワクワクするんでしょうか?
私にとってはこの車の方がワクワクします


仮に日本の車が全て電気自動車に置き換わったら、電力供給不足となり火力発電所なら20基、原発なら10基を国内に稼働させる必要があると豊田章男さんは言ってます
私は、脱原発派(といっても急いで全廃炉進めても50年以上はかかると思いますが)なので、原発の新規建設はありえないと考えるため、火力発電20基の建設案となります
ところが、100万kWを発電する発電施設(例えば鹿島の5.6号機)では、一機あたり150万トン以上の石油を使うらしいです
もともと、化石燃料に頼らないためのEV政策だったはずなのに、電力を作るために20基だと3000万トンもの石油を使う事になるのは本末転倒ではありませんか?
3000万トンというと、だいたい300億リットルです
300億リットルと言えば、リッター10Km走る車が年間8000Km走るとしたら3千800万台分
20Km/ℓ走るハイブリッドカーなら7千600万台分で日本の自家用車総台数と同じです
車だけを見てエコだ、エコだと言ってますが、実際の車と離れた土地で石油を消費し、CO2を排出しているに過ぎません
しかも、電気は送電線で送られていく間に減衰しますし、直流と交流が施設内や電柱やら家庭のコンセントなどで何度も変わるうちに、さらにロスしています
つまりは、遠くの土地で使われた石油と排出されたCO2量に見合った電力を使えていません
車の中で動力を生み、そのまま使用する方がよっぽど効率的です
どうしてもEVにするのであれば、太陽光や、風力、水力といった再生可能エネルギー政策を推し進め、例えば全体比率50%くらいの供給出来て且つ、今よりも2000万kWの増産に目途がたって初めて、完全EV化に進めるのでは?
まぁ、2030年に24%目標とか言ってますので、あと20年はかかりそうですね
よっしーの結論:20年間は再生エネルギーへの移行とガソリン車とHV車のさらなる効率追求を!
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防災グッズは自家発電が正解ですね、まずはここから!
余談ですが、
スウェーデンの16歳の環境活動家グレタ・トゥーンベリさんが環境サミットに出席するため、飛行機を使わず、大きなヨットを使って移動
パフォーマンスを先行してしまい、みんなから『そのヨットを作るのに、どれだけの化石燃料が使われていると思っているのか?キャンセル待ちで飛行機に乗った方がよっぽどエコだ!船がいいなら丸太で作った筏(イカダ)で来い!』などとヤジられたことがありました
グレタさんは向かう方向は正しいですし、理想を語ってはいるのでしょうが、やはり極端に行動するともう一方が抜け落ちてしまい、パフォーマンス優先になってしまいますので、突っ込みどころも多くなってしまします


まぁこれは大人が悪いですね
グレタさんにエコを中途半端に吹き込んだ人も悪いし、本質を教えなかった人も悪いし、それを利用した周りの人も悪いし、グレタさんの話に納得した人達も悪いし、16歳の少女にムキになってヤジる人も悪い
グレタさんは、大人に吹き込まれた情報をまっすぐに信じて行動しただけだと思います、周りはひどい大人だらけですが、これからもグレタりせず、本当のエコとやらを探求し馬鹿な大人たちを導いてほしいと思います
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