以前プラモデル作成記事の時にエディー・ローソンの記事を書きましたが、私がバイクレースに夢中になったのはフレディスペンサーの存在でした

1982年に3気筒のNS500を駆って初優勝を挙げると、翌年の1983年にはキング ケニーロバーツと12戦中6勝ずつを分け合い、ポイントで年間王者となった頃です
当時ホンダが発売したMVX250は、このNS500の技術を市販車に応用したモデルで、その荒っぽさが有名なマシンでした

83年の日本グランプリが行われた鈴鹿では、日本のライダーが破れなかった2分22秒の壁と言うものが存在していたのですが、予選であっさりと2分19秒代をたたき出してます

2位の平に次いで予選3位だった木下恵司は、とにかく行けるところまでついていこうとして一週目のスプーンで転倒しています
私はまだバイクに乗れない中学2年生だったのですが、日曜の昼間の民放(当然BSもCSも無い時代です)で生中継されていて驚きました
翌84年はトラブル続きでエディローソンがチャンピオンとなり、4位に甘んじるも、さらに翌年の85年はロスマンズカラーのホンダを駆って250ccと500ccのWチャンピオンとなっています


現在ではWエントリーはルール上できないため、この記録はこの先だれにも破られることのない記録となっています
そのフレディ・スペンサーですが1986年以降は怪我を繰り返しながらも、レース活動を継続
何度か引退、復帰を繰り返し1999年の鈴鹿8時間耐久レースで復帰するかと思えば、予選で転倒し骨折のため、幻に終わりました
その後、メディアにほとんど出ることが無く、時代はバレンティノ・ロッシの時代へその後マルク・マルケスが台頭し現在は混沌とした時代となっています
そんなスペンサーのその後が気になってはいましたが、先日あるものを発見しました
クラウドファンディングで出版
クラウドファンディングサイトである『MAKUAKE』で彼の自叙伝を発見
当初日本で出版される見込みはなかったのですが、有志がプロジェクトを企画してくれたようです

日本製のバイク、ホンダを駆り 世界グランプリ・ロードレースに参戦。 1983年に500ccクラスを制覇。 21才258日の史上最年少記録は30年間破られていない。 1985年には250cc&500ccのダブルタイトルを獲得。 その記録は36年経った今でも破られていない。 ライダーとして頂点まで登り詰め、 順風満帆にも見える人生。 本当に順風満帆だったのか。 アメリカ南部育ちのフレディ少年がバイクと出会う前 そして出会ってからの人生。 実は彼は人生において葛藤を抱えていた。 そんなすべてが明かされたフレディ・スペンサー初の自叙伝の 日本語版制作のプロジェクトです。
12月に注文したのですが、既にプロジェクトは達成しており、私には3月に届くようです
また読み終えたら、ご報告しますが、以降は書店やAmazonでも販売されると思いますので、今回乗り遅れた方も待てば購入できるようです
英語版は既に売られています

Feel: My Story (English Edition)

1985 W.G.P.500cc & 250cc コンプリートセット フレディ・スペンサー ダブルタイトルの軌跡! [DVD]
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